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HTML5 Conference 2016に行ってきました!!

こんにちは、tento.tech広報のそうすけです!今回は、tento.techの一部メンバーで9月3日に東京電機大学で行われたHTML5 Conference 2016に参加してきました!HTML5 Conference 2016というのはHTML5を初めとしたWEB開発技術に関するカンファレンスのことで、定員は1600人と結構規模の大きいカンファレンスだったと思います(カンファレンス初参加なのでよくわかりませんが...)

html5j.connpass.com

さっそくセッションの感想

基調講演(中村修さん、及川卓也さん)

このカンファレンスは、ホールと、ルームAからルームEまでの部屋が用意されていて各々興味のあるセッションを聞きに行くシステムになっています。ルーム別のセッションの前に基調講演がありました。基調講演で登壇されたのは慶応義塾大学環境情報学部教授の中村修さんと、Increments株式会社のプロダクトマネージャーの及川卓也さんでした!中村さんは「WEBというものは地球を包む分散型のオペレーティングシステムである」という話をされました。自分は今までそんなこと考えたこともなかったんですけど改めて考えてみると、「確かにOSとも言える...」と思わされましたねw  一方で及川さんは、「アプリケーションとしての WEB」「メディアとしてのWEB」「基盤としてのWEB」と三つの項目に分けて話されていました。一口に「WEB」と言ってもいろんな捉え方がある、という話でした。そして最後に「WEBに再投資しよう。WEBを再開発しよう。」と。 WEBはモバイル端末の普及などによって過去に何度も「しんだ」などと表現されてきました。そこで「再」投資を、「再」開発をしようと。少し上から目線な表現になってしまいますが「なるほど」と素直に感心してしまうようなそんな講演でした。(写真は中村修さん) f:id:tento_tech:20160904012722j:plain

第一セクション

基調講演のあとは各々が興味のあるセッションを選んで見に行くという形なので、すべてのセッションを見ることはできません。そんな中私が選んだのはEルームの秋葉秀樹さん(株式会社ツクロア)「ハード・ソフト・ネット、そしてMake、素朴なWebデザイナーの向き合うこれから」です。基本私はデザインの方は触らない人間なのですが、WEBデザイン関係のことにも興味があったので秋葉さんのセッションを選びました。このセッションで最初で秋葉さんが最初に言ったのは「なぜデザイナーはプログラミングをしないのか?なぜプログラマは絵が書けないからという理由でデザインをしないのか?」「その境界をなくそう」ということでした。まあ確かにそうなんですよね。デザイナーだってコードが書けたほうがいいし、プログラマーもコードが書けるだけじゃなくてデザインだってしっかりできたほうがいいのは明白なんですよね...。(自分はデザインできないので少し耳が痛い) しかも秋葉さん、大学の授業でソフトウェア開発の生徒にいきなりハードウェアを触らせるというのだから驚きです。 f:id:tento_tech:20160904163653j:plain

第二セクション

第二セクションでは自分の興味あるものがなかったので、あえて一番わからない保呂 毅さん(Google)の「Service Worker Deep Dive」を聞きに行きました。私からすると本当に難しい話だらけで結局よくわかりませんでした...。でも普段一人では触れないような技術のプロの話を聞けたのは新鮮で楽しかった!

第三セクション

第三セクションではlacoさんの「The First Step to Angular 2」を聞きに行きました。とても惹かれる話でした。私はAngular1を触ったことはないのですが、一緒に来ていたメンバーの一人はAngular1がめっちゃ好きみたいでAngular2のCSSカプセル化を大絶賛してました。「この機能のためだけに移行しようかな ... 」とまで言ってましたねw 一緒に来ていたメンバーのもう一人はReact派らしいのですが、Angular2は割と好印象だった模様。私も動的言語という理由でJavaScriptを極力使わないでいたのですが、TypeScriptは静的型付け言語ということなので使ってみようと思います。

第四セクション

第四セクションは白石俊平さん(株式会社オープンウェブ・テクノロジー)「TechFeedのつくり方 - Angular2 / Webpack / Ionic2 / Cordova実践入門」を聞きにいきました。自分はまずTechFiedってなんぞやみたいな状態で聞きに言ったのですが、ちゃんとセッション内で説明していただいたので助かった。(TechFiedとは株式会社オープンウェブ・テクノロジーが開発しているテクノロジー情報に特化した情報キュレーションサービス) 最初に感想を言ってしまうとこのセクション聞いて個人的に少しがっかりしました。というのも自分普段から趣味でJavaやkotlinなどでAndroidアプリを開発したりしてるんですけどこのセクション聞いたら「全部WEB技術でできちゃうじゃん!!!」ってなりました。しかも実際そのようにするメリットが大きんですよ。モバイル版とWEB版でコードベースが統一できたりできますし。なのでAngular2をやろうという決意がより深いものになりました。Angular2やります。

第五セクション

最後のLT大会を除けばこれが最後のセクションです。自分が選んだのは物江修さん(日本マイクロソフト)、山本裕介さん(株式会社サムライズム)、こもりまさあきさん、井上章さん(日本マイクロソフト)、中島 滋さん(株式会社ラグザイア)による「AtomSublime Text、WebStorm に Visual Studio Code、四大エディター真夏の大決戦!」です。うわぁなんて物騒な。(リアルファイトに発展するのを避けるためかvimemacsが外されている)ていうかこれ1つIDEはいってるし、フェアじゃないような気が...。でも各エディタのスペシャリストに聞けば少し違うのかも!と思って聞きにいきました。発表の順番はタイトルの通りなのですが、Atomの直後にsublimeですよ。特徴ほとんど丸かぶりじゃないですか。ここに勝敗をつけるのはかなり難しい気がしました。そして次にWebStorm、うん、おもいっきりIDEですね。やっぱすごい機能がたくさんあります。普通に欲しいです。(コミュニティのメンバーの一人の変態に言わせるとIDEを甘えだそうですが)そしてラスト。VSCode。これテキストエディタなのに高機能ですね。使ってみたくなります。Unityやるときにはこのエディタ良いらしいです。 ということで最終的に優劣をつけたわけではなくてそれぞれのエディタの特徴をエキスパート達が比較しながら説明みたいなセッションで、それはそれですごくおもしろかった。(次回はvimemacs参戦して欲しい) f:id:tento_tech:20160904233919j:plain

LT大会

話の内容は詳しく覚えてないのでてきとうなことは書けないのですが、LTやる人ってすごいですね。よく5分であそこまでおもしろい話ができますね...。今度tento.tech内でもLT大会とか開いてみたい。

クイズ大会

HTML5に関するクイズの大会です。とにかく賞品が豪華でした。高級キーボードとして有名なHHKBや、ChromeBook、多くの協賛企業のレアなTシャツやステッカーや、オライリーの技術書などたくさん。これは欲しい。ということで全力で臨んだわけですががなかなか難しくてほとんど正解できませんでした...。勘で回答して0.14秒とかで正解している人もいて盛り上がってめっちゃ楽しかったです。

最後に

私は現在高校一年生なのですが、今回がカンファレンスなどへの参加は初めてでした。正直な所自分の知識ではまったく理解できないような話もいっぱいありました...。でも本当に楽しかった!このブログ内の「楽しかった」とか「面白かった」とかの回数を数えればわかると思うけど本当に楽しかった! わけのわからない技術の話でも登壇される方みなさん話が上手いのでその技術にも興味が湧いてきます。自分の理解できる話だともっと楽しく聞けます。とにかくWEBに興味がある人なら参加して楽しくないってことはまずありえないイベントだと思いました!高校生でも普通に楽しめました!来年も多分行われるので興味のある方は中高生でも絶対行ったほうがいいと思います! 今回のブログは以上です!またなにかイベントに参加したら報告致します!